5年前に中学受験をした姉は、2月1日の本命校(本人はあまり乗り気ではなかったらしい)を受験し、迎えた2日目。
姉は「本命校の試験はできた気がしない」と思っていたそうで、2日の朝はすごく緊張していた、とのこと。
2日は午前中に安全校を受け、午後に入学した学校を受けました。
安全校に向かう道で「もし全部落ちたら函館に行っていい?」と言っていたことを思い出します。
函館、とは函館白百合学園のことで、1月受験で受かっていた(当時は首都圏受験がありました)ので、どこにも受からなかったら寮に入ってでもかまわないので、行かせてほしい、という話をしてきたのでした。
「函館でもいいよ」
僕のその言葉、いまでも姉は覚えているそうです。
幸い2日午前の安全校で仲の良かった同じ教室の子と会って緊張から解放されたので、午前(は午後校からの帰りのバスの中で)も午後(その日の夜、翌日のテストのために早く寝ていた布団の中で)も合格を手にすることができました。
子どもたちは極限の緊張感の中で戦っているんだな、とあらためて感じました。