今回もアクティブ・ラーニングについて。
今日の数字は「5年生までに受けた授業で、自分の考えを発表する機会では、自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組み立てなどを工夫しながら発表していたと思いますか。」というアンケートに対する小学6年生の答えから「当てはまる」と「当てはまらない」というものだけを取り上げて、得点率を比較したものです。
Aは知識問題、Bは活用問題です。
国語A
当てはまる 77.7%
当てはまらない 63.2%
=1.23倍
国語B
当てはまる 63.3%
当てはまらない 46.1%
=1.37倍
算数A
当てはまる 82.2%
当てはまらない 67.2%
=1.22倍
算数B
当てはまる 52.3%
当てはまらない 37.2%
=1.41倍
(平成28年度全国学力・学習状況調査より引用 文部科学省,国立教育政策研究所)
「工夫しながら」つまり発表に積極的に関わり、主体的に学んでいた子は成績が良いという結果ですね。
そして活用問題、難易度の高い問題になるほどその差が顕著だということがわかります。
「主体的」=「やる気スイッチ」。
これがいまのところ、僕の解釈です。
現在小学1年生の妹、先日学校で学習発表会がありました。
入学してから生活科で調べたことをクラスで協力して発表したのですが、自分たちで考え、工夫をこらした発表は、保護者だけでなく地域の人たちも見に来ていました。
同じテーマでとなりのクラスも発表していたのですが、セリフも違うし、小道具なんかも違う。
「1年生からこんなことをするのか~」と感心しましたが、高学年ではテーマから自分たちで考えていたようで、結構独創的な内容でした。
しかも自分たちでお客さんを呼び込んだりしていて。
みんな、よく考えたな~って感じです(^_^)
何年前からですかね、もちろん僕が小学生のころはこのような発表はありませんでした。
自分たちで考える授業。
単純に、子どもたちも楽しそうでした(笑)。
家で宿題を「やらされている」ときとは、やっぱりモチベーションも違いますよね。
続いて姉の話。
姉が日能研に入塾したのは、5年生の9月でした。
入塾テストとして全国模試(外部向けなので意外とできる)を受け、それまで模試をほとんど受けたことがなかった本人としては、かなりがんばりました(入塾テストについて、詳しくは次回に)。
幸い一番上のクラスからスタートできたのですが、姉はそのことが功を奏したと思っています。
なぜなら、
勉強への意識がものすごく高い友だちができた
からです。
ウチに限って言えば、成績が下がっても腐らず巻き返すことができたのは、クラス落ちしてからも一緒に勉強してくれた友だちのおかげでした。
その友だちと、
「トランプさんが大統領になったら、世界はどうなっちゃうんだろう?」
とか話しているのを聞いていて「キミタチ本当に小学生かい?」と言いたくなったのを覚えています。
算数では「この問題、先生に教えてもらった解き方と違う方法(方程式ではないです)を考えたんだけど、先生に聞いたらそれでやってもいいと言われた」とか言ってるし。
なんか、勉強を楽しんでいる感じ(笑)。
案の定、みんな難関校に受かっていきました。
でも、話を聞くとみんな「天才」ではない。
ウチと同じようにクラス落ちを経験している子、そこから自分でやる気になった子は、しっかり結果を出していたように感じます。
次は「入塾テスト」について。